[ 鹿の連載 ] 鹿せんべいの秘密(と裏話)A secret of deer cracker.

奈良公園の鹿といえば、鹿せんべいを忘れてはなりません。鹿が寄ってくる魔法のアイテム。その秘密を探りました。

消費税が5%から8%に上がっても、お値段すえ置き150円(税込)。

昭和の頃は70円代だったとかも聞きますが、たった150円で鹿とコミュニケーションがとれるなら、猫カフェより断然コスパが良い!

鹿せんべいは塩分・糖分無添加のヘルシーフード。小麦粉と米ぬか製。どうやらこの配分は季節によって変えているらしい・・・奈良に5軒ある製造所で作られています。

そして鹿せんべいを巻いている紙は、証紙。

この証紙は「奈良の鹿愛護会」が、鹿せんべいの製造元に販売しています。鹿せんべいの売上は証紙の売上につながり、鹿の保護に役に立つのです。

鹿せんべいに巻いている紙は、鹿にあげても大丈夫。消化の良いパルプで、大豆インクで印刷しています。証紙は鹿にも直接役に立つ・・・・!

修学旅行生にはよく「人間も食べられますか?」と聞いてきますが。

イエスでありノーでもある。

一応動物用ですし、屋外販売で埃もかぶっているので、人間の食品としては認められていないようです。なので一応ノー。

でも食べられないことはない。でも美味しくもない。

私は試食したことがありますが、味は無い。ケロッグのオー◯ブランみたいな香りがします。あんことバターを塗れば結構いけるかもしれません。(お腹の管理は自己責任で)

柿の葉寿司 平宗の鹿せんべいアイス。鹿せんとほぼ同値段!

あとですね、余談になりますが。

「鹿せんべい」と名のつくお菓子や、明らかに鹿せんべいっぽいな~という食品は、売り出すのはかなり難しいようです。

なぜなのか。

理由1。「鹿せんべい」は財団法人 奈良の鹿愛護会さんが、商標登録(食品部門)をお持ちです。

ちなみに商標登録をしているのは食品としてなので、それ以外なら、鹿せんべいグッズは全然作って大丈夫と、愛護会の方から聞きました。

理由2。本物の鹿せんべいと似た商品だと、間違って人が鹿にあげてしまう恐れがあるので、足止めになります。奈良では。

ちなみに特例もありまして、平宗さんという柿の葉寿司屋さんで、「鹿せんべいアイス」というのがあります。

こちらは奈良公園エリア以外で販売されるのが条件であるのと、売り上げの一部を、商標登録を持っている鹿愛護会さんに寄付しているそうです。

また来週末も更新します! Have a nice ゴールデンウィーク!

(おまけ)