[ヘタレ福祉日記] 大人のアレをはいてみた

大人のおむつ、履いちゃいました。またもや人生未体験ゾーン突破。

※お食事中の方や下ネタ苦手な方にはお勧めしませんが、まじめな記事です。

ただいま介護ヘルパーの資格勉強中でございます。その一環で、おむつ。排泄なくして介護なし!マジで!

「どなたか介護を学ぶ一環として、やってみませんか?」ということで、我先に志願してみました。なにごとも経験じゃ!

ス〇ーバックスのおしゃれ紙袋に包まれて渡されました。 その心遣いが素敵です。

はいてみました、大人のおむつ。
意外と軽いじゃないですか。当方女性、生理用品で慣れておりますので、
おむつを履くことには特に抵抗ありませんでした。

しかし…いざ…排尿…となると。
寒くてもらしそう(ごめんなさい下品)、という状況までなって、
「さあ私よ!存分にもらしたまえ!!」とおむつがスタンバイしていても、
簡単にはできない。できないです。

 

極限まで尿意と戦って、降参したところで、
ついにやってしまいました。おむつに。

「一線を越えてしまった…」という感覚がわいてきます。

本来ならばトイレに駆け込んですっきり爽快!のはずが
ちょろり、ちょろり、ああなるべく漏れてくれるな、と
恐れながらの徐行運転。本当に楽しくない。ああこれ不快!

 


どっしり受け止めてくれたおむつ。
恐れていた横漏れはぎりぎりセーフ。
思ったよりサラサラな仕上がり。

それでも「一刻も早く取り替えたい。」心がただそれのみになりました。
ほかに何も手がつかない。
このままでは読書しても文字が入ってこない。料理なんてとてもできないです。
言いようのない生理的な不快感。

すぐさま自分で取り換えて、トイレできれいにしましたが、
これをベッド上でしろ、人に取り換えてもらえ、というのは
かなり酷なことだと感じました。


たとえ家族でも、家族にはそれぞれの生活もあるので、
いちいち呼ぶのも申し訳ない。でも気持ち悪い。
赤ちゃんなら泣くでしょうけど、大人はそうしょっちゅう泣けない。
こんな状況が毎日続けば、とても鬱屈してしまうに違いありません。

ちびっこのオムツとレベルが違う。

「笑いすぎてちびりそうやわ!」とかたまに言いますが、自分がおむつ生活をしていたら、
「あんたもおむつにチビってみろ」と当てつけに言ってしまいそうです。

なるべく、人目に見られたくない。
なるべく、さっさとおむつは替えたい。
なるべく、可能な限りはトイレで、自分で排泄したい!
そう強く強く感じました。

日頃ケアの仕事の中で、「トイレに行きたい!」と伝える利用者さんの、トイレ介助もします。
ついこちらの都合で、「ちょっと待って・・・」と言うことも。
利用者さん、待ってもらっている間にヒヤヒヤしただろうなぁ、とすごく反省。
トイレに行きたい、と言って、介助してもらうだけでも、結構疲れるよなぁと
今さらながら気づく私。今なら遅くない、はず。

トイレ介助に慣れてきていたこの頃。

改めて、とてもデリケートな事だと再認識できたいい機会でした。