【 船乗り嫁日記 】乗船準備と嫁のギャン泣き

船乗りゲンさん、会社からの「乗船してください」の命を受けて荷造り。近所のクロネコさんから発送。

なんせ船には8ヶ月乗り、赤道直下も南半球にも行くかもしれないので服は夏物も、冬物も、全部丸ごと持っていく…

手袋もマフラーも持っていかないと、買いに行くことすらできないそうで…(特に今は上陸も禁止なので大変だあ)

で、荷物はどこに送るのさ〜、というと、食糧業者さんにお願いするのです。

なかなかの大荷物、船まで運ぶの結構大変なので。これが海外の港から乗船する時は、ゲンさん荷物と身体を海外まで持っていかねばなりません。

船員さんは飛行機の荷物40kgまでオーケー。軽い女子1人ぶんのお荷物をゴロゴロ抱えて移動…おつかれさまです。

家からごっそり、ゲンさんの服とかが減っている。あぁ、留守が近くなる。でもまだな〜んか実感が湧かないのは、ステイホームが長かったからかしら。

今から大体8ヶ月は船に乗りっぱなしで帰ってこないから、うーん、帰宅するのは来年2月か3月くらいか… (ゲンさんそれまでほぼ休みなしだ・・・)

ねぇゲンさん、私は夏も秋も年末年始もあなたがいないと思うと泣きそうよ。寂しい。詫びしい。一緒に過ごしたかったよ。とりあえず泣く。

うちの父は研究者とか物書きをしていて、家にいる時間が結構ありました。それが結構ほっこり嬉しかった記憶が今もベースにあるのかもしれません。

何も特別なことしなくていいから、ご飯を一緒に食べて、しょうもない話をする時間が私は好きです。会社からの電話一つで吹っ飛んじゃう。悔しい。

私の人間の器はリポビタンDのフタ位しかありません。ペットボトルのフタより小さいよ。ゲンさんが船に乗る前はいつも反抗期。

最初は寂しいのも我慢してたけど、抑え込むと感情が腐って屈折した上、最後に噴火するか体を壊すので、悪いけどぶちまけるようにしている。ごめんよゲンさん(実際、自律神経とかおかしくなったので)

船に乗るゲンさんの方が辛いだろうけれど。私も辛い。言わなければ感情は伝わらない。うん。待つ方は長いねん。

私は「仕方ない」って言葉が嫌いです。仕方ない、と言いながら、やっぱりその道を選んでいるのは自分自身なのだよ。方法はいろいろあるよ。

私だって留守を守る生活が嫌だったら、やめればいいんだ。でも自分で選んでるんだよなぁ。じりじり。(船に乗ってる間に奥さんが男つくって出て行った、という話も聞きますよ)ううう。ジレンマ。じんましん出そう。

ちなみにゲンさんはこれから船に乗る時何考えてるの?と聞いたら、「乗船のことを考えたら、乗りたくなくなるから、今あるフリーダムな時間を目一杯楽しむようにしてる…」だとさ…

ちなみに船乗りの奥様でも、「大変な仕事なんだから、笑顔で送り出してあげなきゃ」という立派な方もおられます…(涙)

乗船前は晩酌が発泡酒からプレモルに変わる、とかいう家庭もありますが、うちは夫が料理番。ひでえ話だぜ!

荷物(一部)を運ぶゲンさん

なんとも言えない気持ちの、今週です。