[旅日記] 鹿と船の旅 (鹿まみれ編)

[前編・フェリーは快適だ編はこちら]


茨城の聖なる鹿スポットの旅日記です。

わが溺愛する奈良の鹿。

奥様知ってました?奈良の鹿は神様の使いで、じつは茨城県の鹿島神宮からきたのですって!

歴史上の伝説ですけど。

こちらから画像を借りました。解説がわかりやすいです。

うーんと、厳密に言うと「タケミカヅチノミコト」という神様が、鹿島から来た。鹿に乗って。

走行距離約550kmを鹿で移動。まぁまぁお尻痛そう。

奈良の鹿のご先祖様に会えるかもしれないなんて。しかもちょうど「さんふらわあ さっぽろ」を降りたら茨城県だ!

完璧な旅ルートが出来上がるではないか。というわけで、来ちゃった鹿島神宮。

一点だけ誤算があった。やはり茨城、レンタカーを借りるのがベストである。

うっかり忘れて電車移動。電車が苦手な船乗り夫は若干グロッキー。

 

水戸から鹿島までは1時間鈍行にゆられます。

日本一長い駅名(ひらがな部門)を通過できるオマケ付きです。

車中、退屈なのでおやつタイム。茨城の干し芋スイーツ、うまい。うまいぞ。

 

水戸から、揺れに揺られて着いたぞ「鹿島神宮駅」。とにかく電車が少ないので時刻表は要チェック。

鹿島臨海鉄道。ICカードは使えません!!水戸駅で切符を買おう。

階段が鹿。

駅から徒歩8分くらいで鹿島神宮。門前町はわりと切ない感じ・・・

鳥居がどーん!

入口の看板に書いてある「鹿園」。奈良みたいに、ヒョコっと鹿が現れることはなく。

ちなみに、ここのは「しかえん」、奈良のは「ろくえん」と読みます。違うのね。

 

鹿園は春日大社にもありますが、春日大社にあるのは怪我したり、妊娠中の鹿の保護施設。他の鹿はそのへんフリーダムに歩いています。

まずは参拝してからダッシュで鹿園。

 

鹿が、オ、オリのなかに、い、いる(奈良民としては、やはり衝撃)

鹿のオリに近づくためには門をくぐる。その門に近づくにはエサがいる(別途費用要)。上の写真の人たちも、エサを買った人たちです

 

フリーダムかつ神出鬼没な奈良の鹿に慣れている者としては、、、なんとも、、、神鹿やで、、、

 

フェンスに見える謎のスキマ。これはエサやり用でした・・・

鹿のおやつに「鹿せんべい」は売ってません。あれって奈良だけでしょうか?

 

鹿せん代わりに、向かいにあるお土産屋さんが「鹿のエサ」と称して人参を売っている。

これで100円。鹿バカのわたくし、5回も買ってしまいました。

人参はおやつです(鹿せんべい的な位置づけ)。エサは他にちゃんともらっているらしい。おからと配合飼料を混ぜてるそうな。

がっつく鹿!このスキマに鹿が突っ込んでくる。なかなかの迫力。

 

その中に一頭、犬みたいな鹿発見。かわいい。

頭だけみたら、ダックスフント。

 

鹿のエサを売っていたお土産さん、ほかの商品はダルマと巾着のみという潔さ。

ここの店じゃなくって、神社の売店でお守りを買いました。

かっこいい鹿。

最後にオチのある話を。

鹿島神宮にいる鹿さん達、一度途絶えたらしく、その際に春日大社と神田神社から鹿が補充されたという(!)

ということは、私があったのは奈良の鹿なのかもしれません…

どっとはらい。