【 船乗り嫁日記 】中国・鼻に棒を突っ込む仕事

ゲンさんの船、日本の寄港も束の間、中国に寄港。

チャイナ当局から「日本から新たに乗り込んだ乗組員はPCR検査せえ」とお達しを受け、船を泊めて検査。(ゲンさんはもっと前に乗ってるので除外)

PCR検査って鼻の穴に棒を突っ込んで検体取るんですね。

インフルエンザの時やったな。フゴッ!てなるやつ。

ゲンさん、船長として一応立ち会う。人の鼻の穴フゴッ!を見届ける…うえー。

PCR検査をもっと拡大せよ!とか声もあるけど、こうやって人間が自分のリスク負って手作業でやってるんやな…そりゃ拡大するにも限界があるな…

こういう感じで話してくれるフレンドリーな人は、中国ではなかなか珍しいそうです。大体めっちゃ無愛想で理不尽…らしい。

この検査官は毎週船がくるたびに検査に駆り出されているという。

「毎週毎週、どこの馬の骨かわからん、しかもコロナかもしれん船乗りの鼻の穴に棒突っ込むんやな〜大変やな〜」とゲンさん。

検査官は安全のため、毎週自分たちも検査を受けている。ということは毎週フゴッ!となってるんか…鼻の穴ん中ボコボコになりそうやん…

船の乗組員は幸い全員陰性。ホッとした船長ゲンさん。

いやー、医療関係の人はすごいです。偉大です。検査する人間がいるから成り立ってるんやな…改めてそう思いました。