「船長」といえばやっぱり、映画に出てきそうな…白い制服に帽子をかぶった紳士な船長さんを思い浮かべますよね。えぇ、私もそうでしたとも。


船グッズに描かれてる船長さんも大体制服を着たダンディなおじさまです。だって余程のマニアじゃないと、制服着てなかったら船長ってわからないよ!
「ザ・ダンディな船長」のイメージは、夫(&同じ船会社の船長さん)によって、こっぱみじんに破壊されましたわ。
ちなみに漁船の船長はダンディというより、「漢(と書いて、おとこと読む)」でしょうか。日に焼けた肉体系は漁船。

船長がダンディっぽい感じかは、船の種類と会社によりけりです。
客船と、あとは貨物船でも、大手船会社の船長さん&船乗りさんはダンディな制服を着ています。
夫が勤める会社は中小企業なので、真っ赤な作業服を支給してくれます。サンタのコスプレにも使えそうな真っ赤なやつ。
ちなみに大手の船会社の船乗りさんは制服+作業服の両方をお持ちです(こういうところに格差が)。

ゲンさんは制服と作業服のあいだみたいな「略式制服」は持っていますが、船の一般公開とか、ちょっと「よそゆき」な時だけそれを着ています。

ダンディな制服よりお求めやすい価格です。作業服に毛が生えたようなもん。
船長さんによっては、港に入るときにも着たり。人によりけりです。

あ〜、この例えが一番しっくりきます。
お店で言うと、
客船はデパート
>>大手の貨物船はちょっと良いスーパー
>>中小の外航貨物船は業務スーパー
>>フェリーは街の個人商店みたいな感じでしょうか。
間違ってたらすみません。ゲンさんの船は間違いなく業務スーパーです。安いし包装はシンプルやけど、品質は良いですよ、と言う感じ。

そもそも、ゲンさんは船乗りの中でも、あまり船乗りっぽい感じがしないかも。
好きな飲み物は白湯、趣味は散歩と、じじくささに「まろ」とあだ名がつけられるほどです。

ゲンさんはぱっと見たら公務員とかそんな感じにも見える人です。でも会社で一番船オタクだと思われます。

船長をしてると言ったら「ポパイ」的な人を想像するかもしれませんが、貨物船の船長…みんながそんな感じではありません。
体力は必要だけど、ガテン的な仕事は作業員(クルー)がするので、航海士や船長は作戦を練る、書類を作るとか頭脳系のお仕事が多いようです。

これは元々の性格でしょう。パニックになりがちな嫁といいコンビです。
船乗りさんたちは世界中で修羅場を潜り抜けすぎて、かなり頑丈だわさ〜



救急車も自衛隊もこない大海原で、ピンチを切り抜けてきた人々は強い…

そして強くなりすぎて、どこかがぶっ壊れている…まぁ、そんな感じです。
(おまけ)
ゲンさんの船が日本に寄港するので荷物を送りました。段ボールについ落書きしてしまう。いや、アホっぽくて見たら元気出るかなって・・・・
