2隻の青函連絡船に出会う(+フェリーに乗る)旅・函館の摩周丸編!
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摩周丸、安定感のある「ザ・船の展示」
ディープな青森側とうって変わって、北海道側の青函連絡船「摩周丸」の展示は、安定感あふれておりました。まさしく博物館、といった感じで歴史や船の道具などがまとめられています。

いやはや、青函連絡船は明治時代からあるんですね!てっきり昭和の船かと思っていました。
船に敷いたレールにどうやって貨物車を乗せるかなども、わかりやすく展示されていて、とても勉強になりました。



ちなみに摩周丸の船内のレールは、ライブカメラ経由でしか見られません…(八甲田丸はワイルドな感じですが見れます)
が!落ち込むのは早い。摩周丸、では通信室が開放されております。

モールス信号を打てちゃう。打ち放題だぞ!
トントンツーし放題。


ライブラリーも充実していて良いです。

歴代の制服の実物も展示されててかっこいい!銀河鉄道っぽいコート!白いのもかっこいい。

実物を見られて面白いな〜と思ったのは、船乗りさんのあの帽子。白い部分はカバーだったのか!
実物を手にしたのは初めてだったので衝撃です。

ゲンさんは船長ですが、中小企業の船会社の貨物船に乗っているので、帽子かぶんない…ヘルメットとか被っております。

展示のことを語るだけで、すっかり長くなってしまいました。が、青函連絡船は展示だけじゃない。
今も現役で航海している「津軽海峡を渡る船」もあるよ!
津軽海峡を渡る船は、今もあります。
「青函連絡船が役目を終えた」とあったので、てっきり今は船がないものだと思っていましたが、ちゃんとありました、津軽海峡を渡る船!

2022年現在、津軽海峡を渡る船は、津軽海峡フェリーと青函フェリーの2種類があります。ダイヤがいい具合に違うので、お好みの時間帯の方で。私は津軽海峡フェリーに乗りました。


ちなみに津軽海峡フェリーは旅客メイン、青函フェリーは、貨物メインらしいとネットの噂です。
2つのフェリーの乗り場は離れているので、気をつけてね!!!
天気のいい日は、函館からも見えている青森県。海を実際に渡ってみると、青森は思ったよりずっと大きかったです。
船旅は3時間40分。
陸奥湾の奥行きが結構広くてびっくり。なんだかりんごの形にも見えてきます。

津軽海峡の海の色は、少し緑がかった青、透明感のあるピーコックブルーでした。(船乗りの解説:水深が浅いとこういう色になります)

北海道から船で青森に渡ると、本当に青森は本州の入口だなあと感じます。

飛行機が普及する前は、北海道に行く人/北海道から出る人は、みんな通ったんだ函館と青森。そりゃ街も賑わうよね!
この写真集は昭和の青函連絡船の様子を収めていて、昭和の人と船がなかなか面白いです。めっちゃ活気があって泣きそうになる。



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昔北海道への郵便は、電車ごと船に乗せて運んでいたのですね。そして人も乗せる。今は青函トンネルがあるから、電車はトンネルを通ります。
それでも貨物列車に乗り切らない大きな貨物や、トラックを運ぶのは、今も船なんですね。フェリーターミナルもトラックがいっぱいでびっくり。

こうして海をどんぶらこと渡るのですねぇ。北海道宛の送料が高い理由が納得しました…
やっぱり海を渡るのってすごいことです。お船ちゃんいつもありがとうね!
(おまけ)
津軽海峡フェリーの船内には食堂やカフェはございません。が、船内の自販機がアツい。

自販機には長万部のカニめし、北海道カレーパンにウニバター焼きおにぎりなど、魅惑のラインナップ!!

カップラーメンもありますよ。お湯とレンジと流し台完備。テーブルもあちこちにあるので言うことなしです。