【 船乗り嫁日記 】抜港と書いて、ばっこう

船乗りとうっかり結婚してもうすぐ9年になります。だいぶ色んな船知識が頭に入ってきたけど…やはり船の世界は深い…。

先日もLINEでめっちゃカジュアルな感じで「インドが抜港に!」というメッセージが。

抜 港 て 何 ?

漢字を見れば雰囲気はわからんでもない。だがしかし主婦でいう「買物」みたいな感じで言うなよ…

うむ、漢字そのままですね。

「寄港」を「抜く」から「抜港」。

世界でも相当の汚職&腐敗ゾーンらしい、南アジア。(ここに比べたら中国など屁でもない、と言う)

パキスタン、スリランカ、インドの3カ国に寄港してね、という指令が出ただけで、全身がかゆくなったと言う船長…今のゲンさんなら、インドは辛いと書いて、インドは「つらい」と読む。

3つの国のうちの、2つが抜港に。おめでとう船長!

船の予定は会社から指令が飛んでくる(メールとかで)。荷物の増減次第で予定もコ〜ロコロ変更、お天気次第でも予定変更があります。

予定は常に未定。THIS IS 船乗り。

と言うわけで、ゲンさんはどこでお正月を迎えるのかは知りません。

が、とりあえず赤道あたりにはいるでしょう(占いで見てもらっても、「同僚と乗り物の上にいる」と出た記憶が忘れられない…おそらく大当たり…)

下船はおそらく一月末から二月と思われます。本人は「そろそろ帰る支度も始めないと」モードに…

船乗りには一週間とか一ヶ月の時間感覚ってあるのか怪しい。あったとしても、間違いなく陸のそれとはズレている!!

一ヶ月先、というより「次の港まであと何日」基準で生きているんじゃなかろうか…

ほんと独特

待っている方からしたら一ヶ月は長いですよ。

こっちもだんだんマヒしてきて、八ヶ月のうちの一ヶ月だから「あ、もうすぐね」とうっかり船乗りに毒されて影響受けまくっています。恐ろしい。

シンガポールまでの7日間の船旅を「近所感覚」と言うゲンさんよ。これが船乗りの時間感覚だ…

(おまけ)

嫁は陸から海を堪能しています。海辺のサイクリングとお散歩がマイブーム。

向かいは淡路島〜

割とおっきなお皿の破片。よくぞこんな大きさのままで。

懐かしい携帯電話!

そんな感じでぼちぼちと、地道に留守番生活は続きます。