【船乗り家日記】 内航船とステンシル

ゲンさんはそろそろフィリピンの沖あたりにいる頃です(でも正確な居場所は知らない)。世界中を回る、ゲンさんを乗せた船。

外国へ行く船は「外航船」と言いまして、日本国内だけを移動する「内航船」とは別世界なんですってね、奥さん。結婚するまで知らなかった!

飛行機に例えたら「国際線」と「国内線」。そう言われたら納得。

外航船の船長ゲンさんは、内航船の世界も気になるようです。最近はYouTubeでも色んな動画があるので、よく見ているらしい。

やたら青いな・・・海のせいかな・・

で、外航船の船長は、内航船の日本語で書かれたステンシルに感動していました。そこ???

「消火器」とかそういうの。わざわざ手作りしてスプレーで吹くんだと。かっこいいけど・・・

ゲンさんが乗る外航船は、飛行機の国際線同様、海外に行きまくるので、英語だらけです。

なんなら機材もほとんど英語表記、乗組員も外国の人がほとんど(ゲンさんの船も、日本人4人くらい+他はみんなフィリピン人)。

で、英語だったらアルファベットが揃えば「なんでもステンシルできちゃうから便利」らしい。こういう感じで↓

要はひらがなでステンシルを作っておく、みたいなもんですけど、日本語だったら漢字も欲しいところですよね。手間がいちいち増えるという。

英語とかの表音文字ってこういう時便利なのか、と目からウロコでした。ハングルもこのやり方でいけますね。日本語や中国語だとそうはいかない・・・

ステンシルも内航船/外航船で違うなんて、考えもしなかった・・・さすが現役船乗りの視点です。

あ、船内留学みたいな状態とはいえ、船長の英語は相変わらずいい感じにブロークンです。