まだまだ続くよ小笠原諸島の旅日記。ゆるディープな島!編。
これまでの日記はこちら。
【小笠原諸島旅行記・その1】島はどこ編
【小笠原諸島旅行記・その2】船で過ごす編
【小笠原諸島旅行記・その3】No船 Noライフ編
ゆる〜いけど、地味に衝撃が大きい小笠原カルチャー。
なんだ〜か不思議で、ものすごく興味をひかれてしまいました。
動物パラダイスかよ!ってつっこみたくなる。
ええ、パラダイスでした。

大神(おおがみ)神社にて。神社だけどわりとシンプルというか、新しいところなので、ライトな感じ。
見られるなら鳥の水浴びも見たかったような…!
それから、衝撃だったタウンページ・小笠原バージョン。

いちおう東京都内です。
市街局番(04998)。長っ

えー、病院は父島と母島に診療所が一つずつ。
え、美容外科?高須クリニック?
なぜに載っている、港区の問い合わせセンター。

寺院〜塩〜歯科という、まぁ、見たことないような掲載順。
自動車解体はこれまた、ガリバー(新宿区)のお問い合わせ窓口です。

島のメインストリート。のどかです。どこまでものどかです。
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海岸をお散歩していたら…不思議な雲!

太平洋に浮かぶ島だから、冷えた空気がドーンと山にあたって、雲がポコってできる(と天気マニアの航海士が解説)。
そして対岸にはおがさわら丸…かわいい…
旅といえば、忘れちゃいけない、うまいもん。
野菜などは大半が本土からの仕入れなので、鮮度では勝てないのだけれど
地のものはやっぱり美味しい〜!地魚とフルーツ最高。
郷土料理のウミガメ料理も美味しかったんだなぁ。
ウミガメ大好きだけど、宿で出たので食べようじゃないか。
君の命をいただこうじゃないか。
カメよ、なんとなくやけど君の内臓までちゃんと食べたい。(普段は臓物超苦手で食べないけど)内臓の煮込みも食べてみる。美味しいやん!


食べといてアレなんですが、もう、とってもウミガメが好きになってしまって…
背中に乗りたいくらい…
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カメにさらに触れるべく、小笠原海洋センターという場所で、ウミガメ教室があったり、カメの水槽が見られるので、行ってきました。
ここのTwitter(非公式)は大変癒されます…
知れば知るほどカメ好きになる。もし生まれたのが奈良でなくて、小笠原だったら、超ウミガメおたくになっていたに違いない。

ウミガメの保護活動は、奈良のシカの保護活動に通ずるところが、結構ありました。(※私は地元奈良のシカが超好きで、どっぷりはまっています)
人が暮らしているのは、自然の一部なんやなぁ。開発も必要だけど、すごく動物に迷惑かけてるんやなぁ、と思ったり。
動物保護で頭数が増えすぎると生態系のバランスが崩れるので、難しいなあと思ったり。

滞在中、なんとラッキーにも、ウミガメの産卵に遭遇!!!
近くの海岸に産みにきている。すごいなぁ。そんな砂浜が身近にあるなんてすごいなぁ。
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ウミガメは(シカと同様)、お産の時はとってもナーバスなので、刺激してはあきません。
刺激を受けると海に戻って、卵を放流してしまう(=孵化しない)そうです。
満月の夜、ひとりぼっちで海から上がって、卵を産んで、埋めて、またひとりで海に戻っていくウミガメ。
孤高の母カメの姿が泣ける。泣いた。
埋める時に砂をブワ〜!と飛ばすので、わざと浴びてみる。すごい勢いなので、結構痛い。でもありがたい気分…
自然の美しさと厳しさと、楽しさと不思議さが、小さな島にまるごと詰まっていました。
本当に、アタマでなく、感覚で、とってもとっても楽しめた旅なのでした。
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旅が本当に充実して楽しかったので、日記はもうちょっと続きます。
また週末あたりに!
ほなほな